旅の途中

言葉って難しいです。
どうやって絞り出したってうまく伝えられない。
そういうことがしょっちゅうある。

その度に自分の想いをどうしたらいいか分からなくて
もどかしくて　ふがいなくて　なんだか少し情けなくて
顔をしかめていることがあります。

だけど言葉は数じゃないとも思う。
関係性の問題なのかもしれないけど、多くの言葉をかけてもらうより、
短くても伝わる言葉ってあります。

どっちが良いとか悪いとかじゃないけど。
私はどうしても何か形にしたいと思ってしまうのか、言葉を出す時に悩んでしまう。
悩まないでスッと素敵な言葉を言える人は本当に尊敬するし羨ましい。
優しい言葉を知っている人も。

言葉は刃物。
コナンの映画で言ってました。
優しくもなるし、刃物にもなる。本当にそうだと思います。
優しくて嬉しい言葉であふれた生活を送りたい。


そういえば。
手紙の整理してて、出てきた手紙について書くとか言ってたな。
中学生の頃に親友からもらった手紙でした。
私も友達も吹奏楽部で、小学生のころからおうちに遊びに行くような仲の友達で。
そのまんま3年間毎日一緒に学校行って部活やって一緒に帰ってきてました。
そんな友達から、恐らく部活の引退の時にもらったお手紙に感動してしまったというお話です。
何が書いてあったかというと・・・手紙持ってこよ。笑

えーと。
私は昔から何かあるとお手紙を書いてひとに渡すような子だったんですよね。
手紙好きだし、中学生女子って手紙流行ってたし(笑)
元気なさそうだなとか思っても、便箋に手紙書いて渡したりしていて。
友人は副部長だったから色んな悩みもあったりしてね。よく書いてました。
その中の一つに、何やら私のネガティブ手紙があったらしく。笑

弱いからすぐ泣くし、消極的だし良いところあんまりないし・・・
っていったようなことをつらつら書いていたようです。
友達は綺麗で可愛くて楽器も上手くて頭も良くて、
本当、なんで私と一緒にいてくれるんだろう？って思ってたんでしょうね、うん。

で、友達は
「前に手紙で、しゃもじのダメなところを並べた部分がありましたが、
それもすべて承知の上で一緒にいるのだから、ご安心なさいませ」
といったことを書いていてくれたのですね。

今読んでも救われるなあと思います。
「ダメじゃないよ！泣いて良いんだよ！」
って言われるのもとっても心が救われるし励まされるし素敵な言葉です。嬉しいです。
だけど、この子はまるごと全部受け止めてくれていたんだなあと、
中学生のころからそうなんだなって改めて思いました。

一番最後の文章も格好良くて、
「元気でいることは義務ではないので、元気じゃなくてもいいです。程々に。」
で終わるという。
こんな友達を持てて幸せだなって思いました。

今でも連絡を取り、たまにお茶をし、話を聴いて、本のお勧めを聞いて、
昔と変わらぬ関係を続けています。
小学校から、大学4年の現在まで、高校から同じ環境にいなくとも、
こうして繋がっていられる友達って、大切にしたいなって思います。

出逢えてよかったなあ。

なんか友達の話がメインになってしまったな。
言葉をかけるって話から・・・。

だから、私もこの友人のように、とは言わないけど、
誰かに感動してもらえるような、嬉しいと思って貰えるような言葉を贈れたらと思います。

日本には素敵なことばがたくさんあるのですしね。

それでは。

23:30